甘いものはストレス解消になる?血糖値とストレスについて

ストレスには甘いもの?血糖値の上昇を防ぐ低GI食品を活用しよう

甘いものの写真

「疲れてくると甘いものが食べたくなる」という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
実際、ストレス解消に甘いものを摂っているという人も多いかと思います。

 

しかし、ストレスを抱えた身体に本当に必要な栄養素はビタミンCやタンパク質です。
なぜ、甘いものではダメなのでしょうか?

 

そこで今回は、どのような食品がストレス解消に良いのか甘いものの上手な摂り方など、詳しく解説します。

 

甘いものはストレス解消になる?

「甘いものを食べるとホッとする」と感じる方は多いと思います。
甘いものを食べると幸せな気分になりますし、美味しそうなスイーツを前にすると自然と笑みがこぼれてきますよね。

 

美味しいスイーツを食べながら親しい人と過ごすティータイムは最高の癒しになります。
美味しいスイーツを食べることを目標に一日頑張っている人もいるかもしれません。

 

こんな風に甘いものを食べることで幸せを感じることができるなら、それはストレス緩和につながるでしょう。

 

「甘いものを食べたい」という欲求を我慢しすぎるとストレスになる場合があり、そういったときは無理せずに食べたほうがストレス解消になります。
なぜなら、欲求を我慢しすぎるとストレスホルモンを分泌する可能性があるからです。

 

しかし、ストレスを感じる度に甘いもの食べていると、血糖値の乱高下(血糖値スパイク)を起こしてしまいます。
血糖値の乱高下は、イライラや精神を不安定にさせる原因になり、ストレスを悪化させることに。

 

欲求のままに「甘いもの=糖質の高いもの」を摂り過ぎたら体に悪影響を及ぼしますので、ストレス解消のために甘いものを摂るときは、過剰に食べないことを念頭に置くのを忘れないようにしましょう。

 

ストレスで甘いものが欲しくなる理由

ストレスが溜まると、ついつい甘いものを求めてしまいますよね。
それはなぜでしょうか?

 

甘いものを食べると幸せな気分になりますが、それは甘いものを食べると一時的に脳が快楽を感じるためです。
脳が刺激され、幸せを感じるホルモン「セロトニン」が増えるからだと考えられています。
「セロトニン」は神経伝達物質で、精神をリラックスさせてくれる効果があります。
脳がその快感をまた味わいたいと感じるため、甘いものは依存性が高くなってしまうのです。

 

甘いものを食べ過ぎてしまうと血糖値が急上昇し、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が過剰に分泌されます。
インスリンの分泌で血糖値が下がると疲労感や眠気などの症状が出て、そこでまた血糖値を上げようとして甘いものが食べたくなります。
これを繰り返していると血糖値の乱高下を引き起こしてしまうので、甘いものの食べ過ぎには注意が必要です。

 

ストレス解消には甘いものでなくタンパク質とビタミンC

「疲れた時に甘いものを食べたらスッキリした」という経験があるかもしれませんが、それは一時的に感じるもの。
甘いものを食べたからといってストレスによって不足した栄養素を補うことはできません。
ストレスを感じると脳内で大量に消費されるのはタンパク質、ミネラル、ビタミンです。
つまり、ストレス解消には甘いものではなくこれらの栄養素を補給してあげる必要があるのです。

 

脳内では、ストレスを感じると大量の神経伝達物質が合成されますが、タンパク質は神経伝達物質の原材料です。
ストレスを感じると大量に消費されてしまう栄養素なので、タンパク質の補給をしっかり行う必要があります。

 

また、ストレスに対抗するために分泌されるホルモン「コルチゾール」を作るためには大量のビタミンCが必要になります。
ビタミンCは水溶性ですから、ストレス解消のためには毎食しっかりとビタミンCを補給することが大切です。

 

ストレスで甘いものが欲しくなったら

イチゴとキウイの写真血糖値の乱高下は血管を傷つけてしまったり、自律神経のバランスを乱して気分が落ち込みやすくなったりと体に悪影響を及ぼします。
それを予防するためにも、ストレスで甘いものが食べたくなったら低GIのものを選ぶようにしましょう。

 

「GI値」とは、上昇する血糖値の度合いを示した食品ごとの指標のことです。
数字が小さいほど血糖値の上昇が緩やかで、それらの食品を低GI食品とよんでいます。

 

ゼリーやプリンは、ドーナツなどに比べるとGI値が低めです。
フルーツでいえば、キウイ、リンゴ、イチゴなど、糖分が少なめで食物繊維の多いものが低GIです。
甘いものではないですが、間食には低GIな上に栄養分が豊富な豆類やナッツ類がおすすめです。

 

最近は、チョコレートやクッキーなどでも低GIな商品が店頭にたくさん並ぶようになってきました。
これらのおやつを利用するのもいいですね。

 

また、血糖値の急上昇を防ぐには食べる順番も重要。
空腹時にいきなり甘いものを食べるのではなく、食物繊維やタンパク質を食べてからGI値の高いものを摂りましょう。
例えば、大豆やナッツを何粒か食べてからそのあとに糖質の高いものを食べると血糖値の上昇を抑えることができます。

 

ストレス解消には低GIのおやつを

ストレスが溜まってくると甘いものを食べたくなりますが、食べ過ぎには注意が必要です。
甘いものをいただく楽しい時間はストレス解消になりますので、適量を心がけて楽しみましょう。
お気に入りの低GI食品を見つけて、上手にストレス解消できるといいですね。


page top