スーパームーンに感動!お月見は中秋の名月以外にも楽しめます
お月見といえば中秋の名月。
日本には、昔から月を愛でる慣習がありますよね。
夜空を照らす月は神秘的で見ていると心が癒されます。
ところで、この月がもっと明るく大きくなる「スーパームーン」をご存知でしょうか?
スーパームーンは、月が地球に最接近したときに満月(または新月)になる現象のことです。
地球に最も近づいているので月が大きく明るく見えるんですね。
今回は、このスーパームーンについてご紹介したいと思います。
スーパームーンはなぜ起こるの?
スーパームーンは月と地球の距離が最も近くなるときに起こる現象です。
なぜ月と地球の距離は変動するのでしょうか?
それには、月の公転軌道が関係しています。
月は地球の衛星なので地球の周りを公転していますが、月の公転軌道は正円ではなく楕円の軌道をしているのです。
楕円形の軌道のため、月が軌道のどの位置にあるかで地球との距離が変わってきます。
地球からの距離が近ければ月が大きく見える、距離が遠ければ月が小さく見えるというわけですね。
月の軌道はわずかながらも地球や太陽などの重力の影響を受けて変化するので、月と地球の距離は毎回異なります。
スーパームーンは、その年の最小の満月と比べると約14%見かけの大きさが違うそうです。
最大の満月は、最小の満月に比べて直径で約14%大きく見えて、約30%ほど明るく見えます。
スーパームーンには満月だけでなく新月のことも含まれているようですが、新月は太陽から光を照らされている部分が地球側からはまったく見えない状態。
やはり、スーパームーンの観賞という点からみれば、その年に見られる最大の満月のことをいうのでしょう。
スーパームーンは願い事を叶えてくれる?
「スーパームーン」という用語は、天文学用語ではないそうです。
天文学的には「今年見られる最大の満月」というだけのことで、「スーパームーン」は近代使われるようになった占星術に関連する用語だそう。
そして、スーパームーンが占星術に由来することから、この日に願い事をする人が多いようです。
星に願いを。
お月さまにも願いを。
神秘的で美しい月を見ながらお願い事をするのは何だか素敵ですね。
直近のスーパームーンはいつ?
スーパームーンは年に1回ではなく複数回見られることもあるそう。
「年間最大の満月」は1回だけですが、ある距離範囲内にある満月をスーパームーンとする場合は複数回該当することがあります。
2019年2月6日現在、直近のスーパームーンは、2019年2月20日(水)。
満月の瞬間は0時54分ごろで、今年に見える満月の中で最も大きいものになります。
しかし、実際は地球の中心から見ているわけではないので、地球の表面上のどの場所から見ているかによって見え方に違いが出てきます。
また、月が地平線に近い方が地上にある建物などと対比がしやすいので月が大きく感じられるようです。
暗くなり始めてすぐの地平線近くにある月を観賞するのもいいですね。
お月見と言えばお団子!
そしてもう一つのお楽しみが月を見ながらいただくおやつ。
我が家では、月や星などの天体観測をするときにはお団子やらアイスやら何かしらのおやつをいただいています。
お気に入りはやっぱりおもちに包まれたあのアイス。
お月見気分が上がります。
月の灯りと夜空のコントラスト。
その美しい風景を眺めながら美味しいものをいただくのは最高の癒しタイムですよ。
天体観測の心配事と言えば当日のお天気
雨が降ったり雲ったりするとせっかくの月や星たちが隠れてしまって残念ですよね。
しかし、スーパームーンはほぼ毎年見られるものなので、もし当日あいにくのお天気だったとしても来年のお楽しみにしましょう。
それに月の魅力は満月だけじゃないですよ。
私は三日月も結構好きですね。
月のモチーフって、むしろ満月より三日月のものが多いんじゃないかと思いますし。
でも最後にちょっとだけお祈り。
当日晴れますように・・・。